食品由来のギャバの幅広い効果 ―高血圧はGABAで治す



ギャバロン茶の開発が大きな契機に

 一方、人工的に合成された医薬品の治療効果とは別に、食品由来のギャバの健康効果が注目されるようになったのは、比較的最近のことです。

 前に述べたように、ギャバは一般の食品中にも広く含まれていますが、その量はごく微量で、健康効果を得るには遠くおよびません。

 そのため、一般の食品から、健康に役立つほど十分な量のギャバを摂取するのは難しいと考えられてきました。

 ところが1972年に、アメリカの学者が西洋野菜を嫌気処理(酸素を遮断すること)すると、その野菜中のギャバが増えることを発見。これは酸素を遮断したことで、野菜の中に含まれていたグルタミン酸が、どんどんギャバに置き換えられたためでした。

 そして十年ほど前、今度は緑茶の葉に嫌気処理を施すと、やはり茶葉中のギャバが倍増することが、日本の研究グループによって見出されました。

 このお茶は、現在、ギャバロン茶(46ページ参照)の名で広く市販されています。



明らかにされたギャバの食効

 ギャバロン茶の開発を契機に、その後、日本で身近な食品(胚芽や玄米、大豆など)に含まれるギャバを増やす技術が相次いで確立しました。

 これにより、食品由来のギャバの健康効果を探る研究が一気に進むことになったのです。

 その結果、ギャバを増やしたそれらの食品を日常的に摂取していると、医薬品のギャバ同様、脳の血行促進や血圧降下に役立つことが明らかになりました。

 加えて、3章で紹介するような幅広い症状にも効果が期待できることがわかってきました。



ギャバはこんな症状に有効

 これまでに明らかになっているギャバの食効は以下のとおりです。

①高血圧の予防と改善

②動脈硬化を抑える=血中脂質の正常化

③脳卒中の予防、脳卒中の後遺症の改善

④精神安定作用=更年期障害、初老期の

 痴呆、感情障害、不安障害の改善

⑤腎機能、肝機能の活性化

⑥糖尿病の予防と改善

⑦肥満の予防と改善

 では、高血圧に対するギャバの効果から、詳しく紹介していきましょう。



脳卒中、心臓病、糖尿病、更年期障害、痴呆症に効果
「高血圧はGABAで治す」のさらに詳しいページを見る








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