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zoom RSS 絹のお粥で消化率アップ―「新発見 食べる絹」

<<   作成日時 : 2012/10/23 10:38   >>

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絹の消化

 次に問題になるのは絹をどのような形にすれば食べられるのか、ということです。

 われわれが食べる動物性タンパク質は消化管内酵素や細菌の作用により、アミノ酸かオリゴペプチドとして小腸から吸収されます。絹糸はどんなに歯の丈夫な方でも、かみきり食べることはできません。

 絹溶液からゼリーにすればたやすく喉を通っていくことは前述の通りです。そこで三種類の試料を作り動物実験をしました。一つは絹溶液、二つ目はそれから作った粉末、三つ目は普通食です。ラットを予備飼育したのち一日絶食させ、普通の飼料に三つの試料を入れ食べさせます。一日食べさせてから与えた飼料と糞から窒素量を測定し消化率としました。



オリゴペプチド粉末がトップ

 結果は左頁表の通りです。絹粉末、絹溶液、普通食の順に消化率がよくなっています。その後、加水分解絹についても調べましたが、吸収率は九〇%以上でした。当たり前といえばそれまでですが、絹の消化、吸収を高めるにはアミノ酸かオリゴペプチドにすればよいことが分かります。

 ちなみに、絹ゼリーの分子量は数万ですから消化率は四〇〜五〇%位ということになります。お米でもそうです。お粥の方が消化がよいので病人に食べさせるわけです。

絹フィブロインの消化率(%)







普通食絹溶液添加絹粉末添加
ラットA86.046.829.3
ラットB86.167.528.0
ラットC84.434.228.5
ラットD86.341.124.4
平均85.747.427.6






シルク醤油から食塩を取り除く

 それでは絹をアミノ酸かオリゴペプチドにするにはどうするか。これが、作製には古くから知られている「酸加水分解法」を用います。実験室では次のようにしてつくっています。

 二規定塩酸の入った丸底フラスコに一〇〇分の一量に相当する絹を入れ、一一〇℃で四八時間加水分解します。すると、絹はアミノ酸が何千とつながって一本の分子をつくっているので、塩酸の作用でその結合を切ればアミノ酸か、アミノ酸が数個つながったオリゴペプチドになります。

 これに同量の水酸化ナトリウムを添加して中和すると、食塩と水になります。いわゆるこれが「シルク醤油」です。これから食塩をとります。現在非常に能率のよい脱塩装置が出来ていますので一時間もすれば食塩はほとんどとれてしまいます。



濃縮して乾燥させる

 このシルク醤油を濃縮したのち凍結し乾燥すると、黄褐色の絹粉末が得られます。これはまろやかな甘味をもった粉末です。アミノ酸が約六〇%、あとはオリゴペプチドです。この方法で、絹粉末をつくると、九割以上の効率で粉末が得られます。



血中コレステロール濃度、血糖値を抑制する効果
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